今日1日の後半戦は
福井県立美術館 ニホさんでのトークサロンでの演奏。
素敵な展覧会につながるイベントで演奏させていただける喜びをいただきました。
ゴーギャンの展覧会を観に行ってから
お話しをいただいたので、
曲を何にしようかと選んでいたところ
ドビュッシーの歌曲と出会いました。
「美しき夕べ」という曲なんですが、
この曲を聴いた時、
展覧会で見た 一枚の絵が浮かんだんです。
あぁ。。。 こんなところで
人生の最後をむかえられたらいいだろうなぁ。。。。
そう絵を見て思ったことが、
詩には書かれてあり、
この曲を演奏しようと選曲しました。
そのほか、ドビュッシーの星の夜、
フォーレの夢のあと
全部で3曲演奏させてもらいました。
本当にありがとうございました。
学芸員の野田さんの展覧会裏話など、
いろんな準備の話など聞けて、とても興味深い素敵な時間でした。
夕陽に小川の流れが薔薇色になる時
そしてほの暖かい微風が麦畑の上をそよぐ時
幸せであれという勧めが、
様々なものから流れ出るように思え、
そして 不安な心に向かって立ち上る
この世に存在しているという魅惑を味わえという勧め、人が若く、夕べが美しいうちに、
なぜなら 私たちは 流れゆく
この水が流れ去るように
水は海に、私たちは墓に
作曲 ドビュッシー
詩 ポールブルジェ
大人のためのプラネタリウムコンサート、2日間 無事演奏終了いたしました。
ご来場くださった皆さま。お世話くださったスタッフの皆さま。
このコンサートにかかわってくださった全ての方に感謝いたします。
ありがとうございます。
3人はじめて集まったのは コンサート2日前のことです。
例のようにハーモニーホールで練習をさせてもらいました。
勝倉さんはオペラのツアーが終わって、
森さんは引越しがまだ片付かないうちに。。。
私は他のお二人に比べたらいろんなことが片付いた後でしたのでホントにのほほんとしたものでした。
今回の私の初披露は オペラ「ルサルカ」から “月に寄せる歌”
チェコ語のオペラアリアです。いつも 挑戦してみたかった曲なんですが踏ん切りがつかずにモタモタとやれたらいいなぁ。。と思っておりました。
このお話をいただいたときにプラネタリウム・・・星・・・天体・・・と思うとすぐに思い浮かんだのはこのアリアだったというわけです。
そこで 今回は 腹くくって挑戦させてもらいました。
物語はアンデルセンの童話「人魚姫」の物語がベースになったもので
水の妖精ルサルカが人間の王子に恋をし、自分の想いを伝えてと月に向かって願う恋の歌です。
空の深みのお月さま。
あなたは遥か遠くから、 明るい光を送り出し、
広い世界を移ろいながら、
人の住みかを見つめてる。
月よ・・・しばらくそこにいて!
伝えて・・・銀のお月さま。
伝えて・・・あたしはあの人を いつもこの手に抱きしめてるの。
たとえ、つかの間だとしても、
あたしの夢を見るように。
照らして・・・彼方のあの人に。
伝えて!ここで待ってると!・・・伝えて!ここで待ってると!
ああ・・・人のこころが、あたしの姿を夢に見れば、
きっと目を覚ましてくれるでしょうに!
ああ、消えないで・・・ ・・・お月さま・・・消えないで!