月曜日は練習日~。
今日は 先生が紹介してくださった
ピアニストさんとお会いしました。
これから 伴奏合わせとかをしてくださるということです。
しかも 短い時間でしたが
とても 共感の持てる方でよかったです。
楽しくなりそうですね♪
只今、練習している曲は
オペラ『蝶々夫人』から
桜の枝をゆさぶって(花の2重唱)
今年8月のグルッポ・ヴィーヴォの
20周年記念コンサートで
発表しようと思っている曲です。
明治の頃の長崎。
アメリカ海軍士官ピンカートンは、
寄港先の長崎で15歳の蝶々さんを身請けし、
軽い気持ちで結婚式を挙げます。
やがてピンカートンは
日本での任務が終わり帰国
ひたすら夫の言葉を信じて夫の帰りを待ちわびていた時
ピンカートンの乗った船が港へはいったのを見て
蝶々さんと女中のスズキは
部屋を花で埋め尽くしながら歌います。
(蝶々さん)
あの桜のえだをゆさぶって
花の雨を浴びたいわ。
薫り高い花の雨の中で
燃えるようなおもいをひたしたい
(スズキ)
奥様・・・。
落ち着いてくださいませ
どうしてお泣きになりますの・・・。
(蝶々さん)
いいえ、 笑っているのよ 笑って
どのくらい待たなければならないのかしら?
どう思う?一時間くらいかしら?
(スズキ)
もっとでしょう・・・。
(蝶々さん)
二時間くらいかしら?
花を取ってきて・・・いっぱいにしましょう
ちょうど 夜の空が星でいっぱいになるように
さぁ。花を取ってきて
(スズキ)
お花をみんな?
(蝶々さん)
みんなよ! どの花も 桃も
すみれも ジャスミンも 草花も木に咲く花も
(スズキ)
そんなにしたらお庭が
冬枯れのようになってしまいますわ
(蝶々さん)
けれどいつも薫り高い春の息吹が満ちているわ
(スズキ)
お庭が
冬枯れのようになってしまいますわ
ハィ 奥様・・・。
(蝶々さん)
もっとたくさんよ
(スズキ)
奥様、時折この生垣の所へいらして
お泣きになりながら海をの方をご覧になっていましたね
(蝶々さん)
望みが叶ったのだからモウ海に向かって訪ねたりしないわ
沢山の涙を土の上に流したけれど
今度は土がお花を返してくれるわ
(スズキ)
お庭がはだかになってしまいました
(蝶々さん)
庭がはだかに・・・じゃ。手伝ってちょうだい
(スズキ)
薔薇の花は敷居のあたりに
(二人で)
此処が春の香に満ちるように
四月のように飾りましょう
(スズキ)
ゆり? スミレ?
(蝶々さん)
どこもいっぱいまきましょう
(スズキ)
何処も四月のように・・・・
(蝶々さん)
何処も四月のように飾りましょう
あの方のイスの辺りに・・・
昼顔の花を・・・・。
(スズキ)
ゆりや薔薇も春のように。。、
(二人で)
四月のように踊りましょう
手に花いっぱいもって
すみれ、白薔薇 それから美女桜も
みんなまきましょう。
ケナゲですよねぇ。
蝶々さん・・・。
どれだけピンカートンのことを
愛していたのでしょうか・・・。泣
この曲・・・。
この時の蝶々さんの気持ちとしては
とっても嬉しくて半狂乱状態なんでしょうが。。。
事の真相を知ってる私達にとっては
なんともいえない愁いさを感じます・・・。
その後 夫の裏切りを知った蝶々さんは
短刀をノドに突き刺し自害する・・・。
オペラっていうものはありえない悲劇が多いものです・・・。
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